「Let's pros!!」(義肢装具関連コラム)
●第1回  コラム「渡辺和正さん」

コラム「Let's pros!!」では、義足を履いていろんなことにチャレンジをしている人達をご紹介していきます。
第一回目は北九州市にお住まいの渡辺和正さんです。渡辺さんは養護学校職員としてお勤めの傍ら、休日にはゴルフの大会に参加するなど活動的な生活を送っていらっしゃいます。

お名前:渡辺和正さん 49歳 男性
お仕事:八幡養護学校勤務
義足暦:6年(右脛骨悪性腫瘍にて右大腿部より切断)


渡辺和正さん
−ゴルフを始めたきっかけは?−
切断前から年に2〜3回は職場のコンペなどに参加していましたが、本格的に始めたのは切断後です。3年前にDGA(日本障害者ゴルフ協会)のHPを見て、ゴルフレッスン夏合宿に参加しました。そこで様々な障害を持つ方々が生きいきとゴルフを楽しまれている姿を見て、彼らと交流を深めることで自分もいつの間にかゴルフに本格的に取り組むようになりましたね。
−地元でも会を立ち上げられましたね−
2年前に北九州障害者ゴルフ同好会(現九州障害者ゴルフ同好会)を切断者仲間と一緒に始めました。今では仲間も増え、年に2回の定例コンペや合宿など活動も盛んです。

−奥様もゴルフをされるそうですね−
しますよ。ゴルフ場に行くときはいつも妻と一緒だし、平日も仕事の帰りに妻と待ち合わせをしてゴルフの練習に行きます。

−仲の良いご夫婦なんですね−
(少し照れて)先日結婚25周年目を迎えました。今後も妻と一緒にゴルフを楽しんでいきたいですね。

−渡辺さんは義足にスポンジをつけずに、いつも半ズボンをはいて義足を出していらっしゃいますが、何かこだわりがあるのですか?−
こだわりというわけではありませんが、初めてコンペに参加した時に義足のプレイヤーが半ズボンで参加している姿を見て、とてもかっこよかったんですよね。それからは自分も半ズボンです。ゴルフ場でも12月まで半ズボンをはいていますよ。長ズボンを履くととても疲れるし、フォームカバーをつけるとせっかくの義足の機能が半減しそうですから・・。あと、勤務している学校では、子供たちに「こんな人がいるんだ」「義足ではこんな風に生活をするんだ」ということを知ってもらえるので良いと思います。

−渡辺さんはC−legをご使用ですが、この膝継手について感想をおしえて下さい−
切断後、何ができて何ができないのか、一つづつ確認をしました。前の膝継手では子供とキャッチボールをするときに椅子に座ってしかできなかったのですが、C−legにしてからは、義足側に安心して体重をかけられるので、立って思いっきり投げることができます。C−legになってからできない事と言えば・・・先日の台風の際に屋根瓦が飛んでしまったのですが、さすがに屋根の上に登ることは避けました。その時近所のおじさんに「渡辺さんでもできないことがあるんやね。」と言われましたよ。
私の場合、家族や職場の人など周りの人達にも恵まれているので、本当に義足で困ることは少ないです。

−今後チャレンジしたいことは?−
ゴルフでもっと腕を上げること!また同好会の仲間ももっと増やしたいですね。ゆくゆくは私たちの会からもパラリンピックなどの国際大会にどんどん参加できる選手がでるといいなと思います。

渡辺先生、ありがとうございました。


九州障害者ゴルフ同好会の皆さん

バンカーも大丈夫